前回、白砂糖に関する記事を投稿したところ、好評でかなり反響を頂きました。
その中に「清涼飲料水などの異性化糖(ブドウ糖果糖液糖または果糖ブドウ糖液糖)の方が問題では?」というご指摘を頂きましたので、今回は異性化糖についてお話します。
まずは、前回の記事の要点を簡単にまとめると。。。
白砂糖や上白糖を食べると、活性酸素による酸化と糖化のダブルパンチで、あらゆる成人病の元になり、シワやシミが発生し、炎症やアレルギーを起こしやすくなる。
その主な理由は、精製過程で酵素・ビタミン・ミネラルを失った純粋な糖のため、血糖値を急激に上昇させ、糖の分解消化に必要な酵素・ビタミン・ミネラルを体から奪い取ってしまうから。
(→ 酸化とは? , 糖化とは? )
つまり、一番問題なのは、精製されている事と血糖値の急激な上昇という事ですね?
ではでは、このあたりにポイントをおいて、異性化糖を見て行きましょう!
異性化糖って、ガムシロップって本当?
異性化糖は、トウモロコシやジャガイモのでんぷんを加工して作られています。でんぷんを酵素で糖化させ、ブドウ糖を作ります。
ただし、このままでは、甘くてベトベトして口当たりが悪いので、半分程度を果糖に異性化させます。
この時に、ブドウ糖の方が多ければ「ブドウ糖果糖液糖」果糖の方が多ければ「果糖ブドウ糖液糖」になります。
こうして出来た異性化糖は、液体で砂糖より甘みが口に残りにくく、砂糖とは逆に低温で甘みが増し、コストが安いのが特徴になります。
清涼飲料水の甘味料やガムシロップ!
あれが、異性化糖になります。

異性化糖の体への影響
さてさて、そんな異性化糖、ご指摘頂いたとおり、さかんに危険性が叫ばれているようです。さまざまな機関や大学などで、さかんに研究が行われていまして、その結果。。。
・砂糖よりも急激な血糖値上昇が見られる
・砂糖よりも体重増加が激しい
その他にも、肥満、糖尿病、インスリン抵抗性、メタボリック症候群など、さまざまな異性化糖の弊害が報告されています。

異性化糖のお肌への影響
スキンケアの観点から言いますと、砂糖の10倍もお肌の糖化のリスクがある!なんて報告があります。つまり、糖化によるシミやくすみのリスクが高まるという事です。
さらに、活性酸素も砂糖の20倍発生させるというデータもあるようです。
つまり、シワやタルミ、肌の弾力の消失などのリスクが高まるという事。
そして最後に、異性化糖の原料の多くは、遺伝子組み換えのトウモロコシであるという事も問題です。
遺伝子組み換え作物の長期的なリスクは、まだ証明されていませんが、食べると腸内細菌が死んでしまうという事は良く知られ、訴訟問題が起こったりしています。
腸内細菌が居なくなるという事は、免疫が下がり、炎症やアレルギーが起こりやすくなり、腸の状態と直結しているお肌の状態も当然悪くなってしまいますよね?
っという事で!
スキンケアやエイジングケアの観点から考えても、ダイエットや体調管理の面から考えても、異性化糖は砂糖や白砂糖以上に避けた方が良い食材のようですね?
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