今回のテーマは、人工甘味料について!
「どんな種類があるの?」
「危険性やデメリットは?」
なんてお話です!
以前に、白砂糖があまり体に良くない!という記事を投稿したところ…
「人工甘味料も、あまり良くないって聞いたんですけど。」なんてお問い合わせを頂きました。
そこで、今回は人工甘味料の危険性やデメリットは?
なんてことについて簡単にまとめました!

4分ほどで簡単に読めるかと思います。
ぜひ最後までおつき合いください!
人工甘味料の種類について

人工甘味料とは、その名の通り、元々天然に存在していた甘味料ではなく、人間が化学合成で作り出した甘味料の事。
厚生労働省に、食品添加物として認可されている人工甘味料としては、5種類があります。
それぞれの名前と甘さは、こんな感じ!
人工甘味料の種類と甘さ
- ネオテーム(砂糖の約1万倍の甘さ)
- スクラロース(砂糖の約600倍)
- サッカリン(砂糖の約500倍)
- アスパルテーム(砂糖の約200倍)
- アセスルファムK(砂糖の約200倍)
つまり、「甘い物を口にしても太らない」という魔法のような甘味料です。
厚生労働省によって認可されているので、安全なはずです。
ところが、一部では下痢をはじめ、糖尿病や癌、不眠症やうつ病、肝臓や腎臓障害、認知症や知能低下などの影響が出るなど、その危険性がさかんに叫ばれ、訴訟問題なども巻き起こしています。
そんな過激な情報は、とりあえず置いておくにしても、確かに、この「魔法のように」都合が良すぎる部分、確かに…
「ん?何だか危ない?」
「体に悪いんじゃないの?」
なんて感じもしますよね?
そもそも、甘さとカロリーゼロの仕組みや特徴は、どのようになっているのでしょうか?
人工甘味料がカロリーゼロの理由って?

人工甘味料が、甘いのにカロリーがほぼゼロという仕組みは、大きく分けると次の2つのパターンがあります。
人工甘味料がカロリーゼロの理由
- 砂糖の数百倍の甘みがあり、微量の使用で済むので、カロリーがほぼゼロ!
- 体の中で分解・吸収できないので、カロリーがゼロ!
そんなに甘くて、血糖値が急上昇したり、インスリンが分泌されて太りやすくなったりしないの?とか。
分解出来ないような物、体に入れて大丈夫なの?なーんて事が気になり始めますよね?
実際のところは、どうなんでしょうか?
人工甘味料の危険性は?デメリットはどんな感じ?

人工甘味料のおもな危険性やデメリットは、次の4つです!
人工甘味料の危険性やデメリット
- 腸内細菌のバランスを崩す
- 太る原因になる
- アレルギーの原因になる
- 依存症の危険がある
腸内細菌のバランスを崩す
人工甘味料のデメリットの1つ目は、腸内細菌のバランスを崩してしまうこと!2014年のマウスを使った実験では、サッカリンとスクラロース、アステルパームが腸内細菌叢を荒らしてしまうことが分かっています。
腸内環境は、消化吸収はもちろん、免疫やホルモンバランスなどにも、影響を与えますよね?
もちろん、肌の調子も腸内環境と直結しています!
美肌の面から考えても、これはかなり大きなデメリットですよね?
関連リンク
Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota
太る原因になる
そして、人工甘味料は腸内細菌を荒らすだけでなく、太る原因になってしまうようです。2017年の論文では、マウスの実験に続いて、人間の実験でも、人工甘味料が腸内細菌を変えてしまう事が指摘されています。
人工甘味料で腸内細菌が変わると、満腹感を感じにくくなり、血糖値が安定しなくなります。
つまり、過食気味になるうえに、太りやすい体質に変わってしまう訳ですね。
そしてその結果、肥満やメタボに…。
人工甘味料って、ダイエットや肥満対策のために開発されたアイテムなのですが。
コレって、ちょっと皮肉な結果ですよね?(汗)
※参考 論文(外部リンク)
The Association Between Artificial Sweeteners and Obesity
アレルギーの原因になる

そしてこれは肌にも直接関わることですが、人工甘味料がアレルギーの原因になる事も分かっています!
2017年の論文では、サッカリンと食品添加物が混ざると、アレルギーを引き起こす事が指摘されています。
今の生活だと、どんなに気をつけても、食品添加物を避けるのって難しいですよね?
そうなると、食べ合わせではないですが、アレルギーを避けるためにも、この辺の知識を頭の片隅に置いておきたいところですね。
※参考 論文(外部リンク)
Artificial sweeteners and mixture of food additives cause to break oral tolerance and induce food allergy in murine oral tolerance model for food allergy
依存症の危険がある
さらに、人工甘味料の強烈な甘さが神経系に作用して、依存症を引き起こしてしまう可能性もあるようです。2007年にフランスでおこなわれたラットを使った実験では、人工甘味料のサッカリンがコカイン以上に中毒性が高いことが指摘されています。
サッカリンの組成というよりも、甘さが中毒を引き起こしているので、ほかの人工甘味料も同様の危険性がある!
というちょっと怖い結果に…。
※参考(外部リンク)
Intense Sweetness Surpasses Cocaine Reward(論文)
人工甘味料、甘く見ると砂糖より怖い?|NIKKEI STYLE
動画での解説
なお、ここまでの内容を、動画でも解説しています。知識をしっかり整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!
まとめ

さてさて、この辺でまとめます!
人工甘味料を摂取すると、糖尿病や癌、不眠症やうつ病、肝臓や腎臓障害、認知症や知能低下などの副作用を引き起こすのでは?という過激な意見は、とりあえず横に置いておくとして。
少なくとも、人工甘味料でも普通に太るし、血糖値が上がりやすい体質になりダイエットにも良くないし、何より腸内細菌を荒らしてしまう可能性がある。
危険性はさておくとしても、お肌や体や心にも、あまり良い影響が無いのでは?という感じでしょうか?
やっぱり、甘い物は、注意深く摂った方が良いという事ですね!
ちなみに!
人工甘味料や白砂糖の代わりには、どんな物が良いのか?
その辺の詳細は、下記からどうぞー!
白砂糖の代わりになる「代替糖ベスト3」

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- この記事の監修 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
- 1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。
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