お肌と体に悪い油ワースト3
今回のテーマは、肌や体に悪い油について!

以前このブログで、肌や体に良い油を紹介しました。

これで、美しさを保つために積極的に摂るべき油について、お分かり頂けたと思います。

そうなると今度は、「逆に摂ってはいけない油ってどんなの?」

なーんて事が、気になりだしますよね?

そこでそこで今回は!

肌や体に悪い油を、ランキング形式でご紹介します!

いつものように、論文などの確かなデータをもとに簡単にまとめました。

ヨシヨシ

5分ほどでサッと読めるかと思います!
ぜひ最後までおつき合いください!


1位:トランス脂肪酸を多く含む油

ポテトフライ

肌や体に悪い油といえば、まず思いつくのがトランス脂肪酸を多く含む油ではないでしょうか?

これらの油が体に与える悪影響は、数え上げたらキリがないほどたくさんの論文で指摘されています。

まずは、ニキビや肌荒れアトピーなどの肌トラブル、肌のあらゆる老化の原因になることが分かっています!

そして悪玉コレステロールを上昇させたり、逆に善玉コレステロールを低下させたり、肥満の原因になったりするのも、かなり有名なお話ですよね?

さらに、動脈硬化や心疾患、認知症やパーキンソン病などを誘発させたり、アトピー・花粉症・喘息などのアレルギーや生活習慣病、ガンの原因になる!なんてデータまであります。

まさに、病気のデパート!
これだけの悪影響を人体に与えながら、プラスの影響は一切ないと言うのですからビックリですよね?

トランス脂肪酸を多く含む油が、「狂った油」と呼ばれるのもうなずけます。

トランス脂肪酸には以下の3つの由来があります。

トランス脂肪酸の由来
  1. 水素添加した油(硬化油)
  2. 200度以上の高温で処理された油
  3. 牛や羊など、草食動物の体内で発生した油
1の硬化油は、植物油に水素添加した物で、マーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどが有名ですね。

2の高温で処理された油とは、低温圧搾以外で抽出した全ての油を指します。

油には大きく分けて、溶剤抽出と高温圧搾と低温圧搾の3種類の抽出方法があります。

溶剤抽出や高温圧搾の場合、効率的に大量生産が可能なのですが、ベンジンのような溶剤を使用したり、油を240度もの高温にさらす事になってしまいます。

その結果、サラダ油や一般的に販売されている大量生産の食用油には、たくさんのトランス脂肪酸が含まれています。

3のトランス脂肪酸は、牛や羊などの草食動物の胃の中で、自然に発生した天然のトランス脂肪酸で、牛肉や羊肉、牛乳やバターなどの乳製品に含まれています。

1・2の人工的なトランス脂肪酸に比べると、天然のため体内で代謝されやすいからでしょうか?

比較的に悪影響は少ないようですが、それでも悪玉コレステロールを増やしたり、動脈硬化や心疾患・脳疾患などのリスクを高めるという報告があるので注意が必要です。

トランス脂肪酸の肌への影響

マーガリン
  • 肌の酸化やカルボニル化
  • シミ、シワ、黄ぐすみなど、肌のあらゆる老化
  • ハリや弾力の消失
  • アレルギー性皮膚炎などの誘発

トランス脂肪酸の体への影響

  • 悪玉コレステロール(LDL)の増加
  • 善玉コレステロール(HDL)の減少
  • 肥満のリスクを増加
  • 動脈硬化や心疾患のリスクを増加
  • 認知症やパーキンソン病などのリスクを増加
  • アトピー、花粉症、喘息などのアレルギー疾患を誘発
  • ガンのリスクが増加するという指摘もあり

トランス脂肪酸を多く含む油

  • マーガリンやショートニングなどの硬化油
  • 低温圧搾以外の抽出法で大量生産されたサラダ油や一般的な食用油
  • 牛肉、羊肉、乳製品
※参考(外部リンク)
トランス脂肪酸問題の現状(論文)
新開発食品評価書 食品に含まれるトランス脂肪酸 – 食品安全委員会(PDF)
菓子パンやスナック菓子は超危険!「狂った脂肪」トランス脂肪酸で人格変貌や重病の恐れ

2位:酸化した油

酸化した油
肌や体に悪い油の2つ目は、酸化した油!

変質した油や傷んだ油は食べない!というのは当然の話だと思いますが、ここではちょっと切り口が違うお話です。

油は製造されてから、すぐにゆっくりと酸化が始まります!

この酸化の過程は、以下5つの条件で進みます。

油が酸化する原因
  1. 空気(酸素)に触れる
  2. 光に当たる
  3. 時間の経過
  4. 金属に触れる
  5. 100度以上の高温にさらされる(特に急激に酸化)
こうやって考えると。。。

開封されて空気や光に当たってから時間が経った油、缶などに入った油なども避けるべきですね?

でも、何よりも、調理されてから時間が経った揚げ物が危険!という事なんですね。

今、スーパーのお惣菜コーナーなどを思い浮かべた方も多いと思います!

確かにコストを考えると、同じ油で何度も揚げ物を揚げている可能性もありますし、ショートニングなどのトランス脂肪酸を使って揚げている可能性もありますよね?

でも、油の酸化を考えた場合、揚げてからどれくらい時間が経過しているのか?が大きな問題になって来ます。

つまり、スナック菓子やインスタントラーメンなどが問題かも?というお話なんですね。

1976年の論文では、油の酸化を起こしやすい食品として、スナック菓子や即席麺があげられています。



限度を超えて酸化した油を食べると、ヒドイ場合は食中毒を起こします!

ただし、たいていの場合は、胸やけ・下痢・倦怠感程度の自覚症状で終わる場合も多いようです。

じつは、こんな時、酸化した油の過酸化物が、体内で過酸化脂質となり、正常な脂質を攻撃しています。

そして、ついには酸化やカルボニル化を発生させたり、細胞膜やDNAを傷付け成人病やガンなどを誘発します。

1990年の論文では、酸化した油が肌や体の老化、免疫力低下の引き金になることが指摘されています。

また1988年の論文では、酸化した油の発がん性についても指摘があります。

酸化した油の肌への影響

スナック菓子
  • 肌の酸化やカルボニル化
  • 肌の老化
  • アレルギー性皮膚炎などの誘発

酸化した油の人体への影響

  • アトピー、花粉症、喘息などのアレルギー疾患を誘発
  • 生活習慣病のリスクを増加
  • ガンのリスクを増加

酸化した油を多く含む食品

  • 調理して時間のたった惣菜
  • インスタントラーメン
  • スナック菓子
  • 菓子パン
  • 揚げ菓子
※参考 論文(外部リンク PDF)
市販油脂食品の変敗について
過酸化脂質と食品
劣化油の生体免疫毒性

3位:オメガ6系油(リノール酸油)

リノール酸油(オメガ6)
オメガ6系油は、リノール酸という必須脂肪酸の1つ!

肌の潤いの元になったりコレステロール値を下げたりと、肌や体にスゴく良い働きをしてくれます。

ただし、リノール酸を過剰摂取すると、体に様々な弊害がある事が分かって来ています。

1位のトランス脂肪酸や2位の酸化した油に比べれば、かなりダメージは少ないようです。

それでも、血圧を上げて心疾患や脳疾患、動脈硬化などを誘発したり、花粉症やアトピーなどのアレルギーや炎症などを誘発したり、ガンのリスクを高めたりします。

ではでは、オメガ6系脂肪酸(リノール酸)を控えてどんな油を摂ったら良いかというと、それはオメガ3系の油!

フィッシュオイルや亜麻仁油、えごま油などの油ですね。

じつはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は相関関係にあって、日常の食事で一定の割合でバランス良く摂ることが必要なんだそうです。

厚生労働省では、オメガ6とオメガ3のこの比率は4:1を推奨!

日本脂質栄養学会などでは、2:1を推奨しています。

ちなみに、今の日本人の食生活は、6:1~50:1ぐらいまでになってしまっているそうです。

つまり、オメガ6は必須脂肪酸であり、体内で様々な働きもするけれど、日本人の食生活の変化で過剰摂取になり、様々な弊害が出て来てしまった!という感じでしょうか?

オメガ6系リノール酸油

オメガ6系油の肌への影響

  • 炎症や肌トラブルを起こしやすくなる
  • アレルギー性皮膚炎などの誘発

オメガ6系油の体への影響

  • 血圧を上げる
  • 生活習慣病のリスクを増加
  • 脂肪の蓄積を助長する
  • 炎症やアレルギーを誘発する
  • ガンのリスクを高める

オメガ6系油を多く含む油

サラダ油、紅花油、ひまわり油、コーン油、綿実油、ゴマ油、大豆油、グレープシードオイル

※参考(外部リンク)
The importance of the ratio of omega-6/omega-3 essential fatty acids(論文)
油のタイプ知り上手に摂取 リノール酸の取りすぎ注意
スプーン1杯でカラダが激変!?食べるアブラの新常識

まとめ

さてさて、少し長くなったのでまとめます!

こんな感じで見てくると。。。

  1. マーガリン・ショートニングなどの硬化油を避ける
  2. 低温圧搾で抽出した油を使用する
  3. オメガ3のオイルを多く摂る
  4. 加熱する油はオメガ6のサラダ油からオメガ9のオリーブオイルなどに切り替える
  5. 牛肉・羊肉・乳製品などは控えめに
  6. 惣菜はなるべく手作りする
  7. ジャンクフードを避ける
こんなスタンスで行くと、肌や体に悪い油は避けられそうですね?


調味料と美肌の関係


この記事を書いた人 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
登場人物B
1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。

 

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