日焼け止めは塗らないが良いの?塗ったほうが良いの?

日焼け止めは塗らないが良いの?塗ったほうが良いの?

先日、お客さまから、日焼け止めの使用について、こんなお問い合わせを頂きました。

日焼け止めについて質問です。

私は、敏感肌のためか、日焼け止めを塗ると肌荒れを起こしてしまいます。

それで、迷ってしまいネットで色々調べたのですが、専門家の方の中でも。。。

「日焼け止めは、季節を問わず、1年を通して塗った方が良い」

「日焼け止めは、お肌の負担になるので塗らない方が良い」

という全く逆の意見に分かれているようで、混乱してしまっています。

本当のところは、日焼け止めは、使った方が良いんでしょうか?

それとも、使わない方が良いんでしょうか?

日焼け止め「塗る派?」「塗らない派」2つの俗説はどちらが正しいの?

確かに、日焼け止めについては、「シミや老化防止のために塗った方が良い」という意見と「肌の負担になるから、塗らない方が良い」という意見、ありますよね?

しかも、どちらにも一理ありそうなので、なんだか迷ってしまいます。

日焼け止めを「塗る派」「塗らない派」、一見全く逆に見える2つの意見!

じつは、「シミや老化の原因に対する考え方の違い」なんですよ!

シミが出来るメカニズムって?

強い紫外線が当たると、お肌はメラニン色素を肌表面に並べて、全身を守ろうとします。

この状態が、日焼けの状態ですよね?

通常だと、紫外線に当たらなくなれば、肌を守る色素も必要なくなるので、ターンオーバーで排出されてしまいます。

健康なお肌とメラニン色素

ところが、お肌に傷んでいる部分があったり、弱くなっている箇所があったりすると、弱点を守ろうと考えるお肌が、そこだけ色素を濃くしたり、色素を残してしまうんですね。

さらに、何らかのトラブルでターンオーバーが上手く行かないところも、色素が残ってしまいます。

トラブル肌とメラニン色素

これが、「シミ」と呼ばれる状態です。

さらに、その部分にケアをせずに、繰り返し刺激があると、お肌はトラウマになって、傷んだ部分に色素を大量発生させます。

この状態が、「消えないシミ」や「色素沈着」と呼ばれる状態です。

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ところで、どの部分がシミの原因?

さてさて、こんな感じでシミが出来るメカニズムを見て来ましたが、ここで問題になるのが、どの部分をシミの原因ととらえるか?って事!

つまり、『紫外線』にあたってしまうから、シミが出来てしまうと考えるのか?

それとも、『お肌が傷んでいる』から、シミが出来てしまうと考えるのか?


じつは!
日焼け止めを使う方が良いのか、使わない方が良いのか意見が分かれるのは、この辺に理由があるんですね。

紫外線がシミの原因と考えれば、当然「シミを防ぐためには、日焼け止めを塗った方が良い」となります!

でも、紫外線に当たっても、お肌に問題が無ければ、そんなに簡単にシミや色素沈着にはならない。

シミの本当の原因は、お肌の傷みなどだ!と考えれば「日焼け止めは、お肌の負担になるので塗らない方が良い」となる訳ですね。


シミの原因はトラブル肌?それとも紫外線?

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本当はどっちが正しいの?

ではでは、本当のところはどうなんでしょうか?

シミが出来るメカニズムを一言で言うと。。。

お肌の傷んでいる部分に、紫外線が当たると色素が濃く残る!

それをケアしてあげないと、肌トラウマで色素を出し続け、消えなくなる!という感じでしょうか?

シミが出来るまで
つまり。。。
肌の傷み→紫外線→ケアしない の3つ!

シミの本当の原因は?

って事は、そう!
シミの原因が、「肌の傷み」という考え方も、「紫外線」という考え方も、どちらもある意味正しい訳ですね?

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動画での解説

なお、ここまでの内容を、ご紹介した動画もご用意しています。

何かやりながら聞いて、もう一度整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!

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結局、日焼け止めは塗らない方が良いの?塗ったほうが良いの?

日焼け止め?それとも帽子や日傘?

こんな感じで見てくると。。。

「日焼け止めは、お肌の負担になるので塗らない方が良い」という意見も

「日焼け止めは、季節を問わず、1年を通して塗った方が良い」という意見も

どちらも「正しい」という事ですね?

つまり、あとはメーカーさんやブランドさんの考え方次第!

そこで!
当店としましては、こんな風に考えています。


シミの根本的な原因は、お肌の傷んでいる部分に紫外線が当たる事にある!

日焼け止めは、どんな物でも、どうしてもお肌の負担になるので、出来れば、日傘や帽子、長袖の衣服や手袋など日焼け止めを使わない紫外線対策が望ましい。

ただし、海水浴やテニス、ゴルフなど、屋外で過ごす時間が長い時には、ポイント的に日焼け止めを使う!

この時使う日焼け止めは、SPF15ぐらいの紫外線吸収剤不使用のもので、ウォータープルーフでない(ノンシリコンの)ものを、こまめに塗り直す感じで。

(→SPF , ノンシリコン

こんなスタンスで行けば、シミの大元の原因であるお肌の傷みを最小限に抑えながら、しっかり紫外線対策が出来るのではないでしょうか?

なお、日焼け止めの選び方や上手な使い方を詳しく知りたい!

なんて方は、下記のページをご参考にどうぞ。

普段は日焼け止めは、レジャーなどポイント的に!

さてさて、次は!
インナーケアのこーんな都市伝説について!

チェック

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ヨシ

この記事の監修:日暮芳久(ヨシ)
スキンケアアドバイザー
1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。


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