【医師監修】メラニンが沈着する理由って?排出ルートから考えよう!

【医師監修】排出ルートから考えるメラニン沈着の理由

紫外線などの強い刺激 このページでは、メラニン色素がお肌に沈着してしまう理由について、お医者さま監修のもと、簡単にお話します!

メラニンは、紫外線などの強い刺激が加わった時に、お肌を守るために生成されます。
(→メラニン色素とは?

生成されたメラニンは、普通は排出されていくのですが、中には居座ってしまうものがあります。

これが、メラニン沈着の正体!


ではでは、このメラニン、どうして排出されずにお肌に居座ってしまうのでしょうか?

まずは、排出ルートをチェックしてみましょう!

メラニンの2つの排出ルートとは?

不要になったメラニンが、お肌から排出されるルートは2つあります。

1つは、ターンオーバーで角質の表面から排出されて行くルート!

新陳代謝でお肌の奥の方から表面に押し出されて来て、ついには垢になって落ちて行く感じでしょうか?

そしてもう1つが、逆に真皮層に沈んで行って、マクロファージに捕食されるというルートです。

ターンオーバーで角質の表面へ
マクロファージで捕食される

このターンオーバーとマクロファージによる捕食という2つの排出ルートがしっか働いていれば、メラニンは沈着しないはず。

でも実際は、そう上手く行かないんですよね。

さまざまな理由で、機能しなくなってしまいます!

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ターンオーバーやマクロファージがうまく機能しなくなる理由

ターンオーバーやマクロファージがうまく機能しなくなる理由

お肌のターンオーバーは、加齢や肌ストレス、精神的なストレスやスキンケア不足などで乱れてしまいます。

そしてマクロファージは、ストレスや疲労で免疫力が下がると、うまく機能しなくなります。

    ターンオーバーが上手く行かない理由
  • 加齢
  • 肌ストレス
  • ストレス
  • お手入れ不足
    マクロファージが働かなくなる理由
  • ストレス
  • 免疫力の低下

つまり、メラニンの排出が上手く行かない理由をまとめると、こんな感じになるでしょうか?メラニンの排出が上手くいかない理由は?

    POINT!
  • 加齢
  • 肌ストレス
  • ストレス
  • お手入れ不足
  • 免疫力の低下

加齢はある程度仕方がないとしても、毎日のスキンケアや過ごし方で肌ストレスや精神的なストレスを予防する事はできそうです。

さらにバランスの良い食事や適度な運動、睡眠など規則正しい生活習慣で免疫力をアップ!

そして、お肌をしっかり保湿してお手入れしてあげる!

こんな感じで、メラニン沈着の対策が出来そうですね?


ただし、メラニンの沈着は排出ルートだけに問題がある訳じゃないんですよー。

そう!
生成の方が問題になる、メラノサイトの暴走というケースも多いんです。

チェック

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監修:大塚真紀(医師・医学博士)
東京大学大学院医学系研究科卒。
内科、腎臓、透析の専門医。
現在は育児の傍ら、医師という職業を生かし、医療系記事の執筆・監修、最新医学論文の翻訳、医療コラムの作成に従事。


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