肌のカルボニル化とは、肌の中で脂質の分解物とタンパク質が結合する反応のこと!
紫外線やストレス、タバコや環境汚染物質などによって酸化してしまった脂質の分解物は、体内のタンパク質と反応を起こし、ALEs(脂質過酸化最終産物)という劣化したタンパク質に変性します。
劣化したタンパク質は、糖化と同じように固く弾力を失い、黄褐色に変色してしまいます。
(→糖化)
これが、肌のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質でで起こると、しわやタルミ、黄ぐすみといった老化の症状になります。
(→黄ぐすみ , コラーゲン , エラスチン)
カルボニル化は、表皮などでも見られる現象ですが、真皮層の上部で多く見られ、肌の黄色化の度合いは、糖化よりも強く出る事が特徴です。
カルボニル化の原因は?
カルボニル化の原因は、脂質を酸化させる活性酸素です!
肌に活性酸素を発生させる…
- 紫外線
- 日々のストレス
- 食生活の乱れ
- 食品添加物
- 農薬
- 喫煙
などには気をつけたいですね。
肌のカルボニル化の改善方法!自分で治す方法は?
なお、カルボニル化改善方法についてなのですが、化粧品やスキンケアなどで自分で治すのはかなり難しいです。
一度カルボニル化で変性したタンパク質は元に戻らないため、肌のターンオーバー待つ以外にないからです。
さらに、真皮というターンオーバーに時間がかかる場所で発生する場合も多いので、カルボニル化を予防したりこれ以上ひどくならないようにしながらターンオーバーを待つのがいちばんの対策です。
とくに気をつけたいのが食事!
活性酸素を多く発生させる、以下の食品には気をつけたいですね。
- 甘い物
- トランス脂肪酸
- 食品添加物の多い練り物や加工肉食品
- 食品添加物の多い外食やコンビニ食
そして、肌ストレスを防ぐため、刺激の少ないスキンケアアイテムを選ぶことも大切!
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CHECK!
- 肌への刺激が少ない!オーガニックで無添加な基礎化粧品
また最近では、黄ぐすみ向けの薬やサプリを処方してくれる皮膚科もありますので、かかりつけの医師に相談するのも良いかもしれませんね。
糖化とカルボニル化の違いって?
最後に、肌の糖化とカルボニル化の違いについて!
簡単に言ってしまえば、糖化は肌のコゲでカルボニル化は肌のサビです。
どちらも、肌のたんぱく質が変性する反応ですが…
糖化の方は、余分な血糖が体温で肌のたんぱく質を焦がして、肌が黄色くなる。
酸化の方は、余分な活性酸素が脂質とたんぱく質を酸化させて、肌が錆びて黄色くなる。
そんな違いがあります。
糖化についてさらに詳しく知りたい!なんて方は下記を参照してください。
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CHECK!
- 肌の糖化の原因と改善法!糖化を防ぐスキンケアや食べ物は?
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