合成界面活性剤の危険性や毒性と不使用の理由って?

先日、合成界面活性剤に関して、こんなお問い合わせを頂きました。

合成ポリマーの危険性や毒性についてのページを読んだのですが、合成界面活性剤については、どうなんでしょうか?

ピュアノーブルさんの化粧品には、使用されていますか?

また、危険性や毒性については、凄い事が書かれている場合も多いのですが、実際のところはどうなんですか?

簡単で良いので、教えて頂けたら嬉しいです。

まずは、使用の有無についてですが、当店の化粧品は、もちろん合成界面活性剤不使用ですので、安心してお使いいただければと思います。

アレルギー?アトピー?肝機能障害?合成界面活性剤の危険性や毒性については、確かに書籍でもネットでも、かなり怖い話が語られていますよね?

例えば、合成界面活性剤は皮脂を溶かす作用や、タンパク質を変性させる作用があるので、乾燥や小じわの原因になったり、シミや皮膚障害を引き起こす恐れがあるとか。
(→乾燥肌の3つの原因と8つの対策&改善法について

お肌のアレルギーやアトピーの原因になったり、ヒドイ場合には、肝機能障害や妊娠率の低下に繋がるだとか。

さらには、赤血球を溶かしてしまう作用や精子を殺してしまう作用。あげくの果てには、催奇形性についてまで、語られる場合もあったりします。

もはや、怖すぎて「もしかして、都市伝説?」
なんて疑ってしまいそうな情報も満載ですよね?

とりあえず、合成界面活性剤がそこまで怖いのかはともかくとして、きっと、叩かれるには、それなりの理由があるはずですよね?

このページでは、その辺りを簡単にお話したいと思います!

「合成界面活性剤」とか「界面活性作用」って何?

さてさて、本題に入る前に!
そもそも「合成界面活性剤」とか「界面活性作用」って何なのでしょうか?

まずは、そんなお話から!

合成界面活性剤とは、本来は弾きあって混ざらない水と油を混ぜ合わせる事の出来る化学合成物質の事。(→合成界面活性剤とは?

そして、そんな水と油を混ぜる作用を界面活性作用と言います。

もっと具体的に言うと・・・

    POINT!
  • 油分を乳化溶解させる作用
  • 本来は交じり合わない水と油を乳化させ混ぜる作用
  • 水にも油にも馴染み・浸透する作用

っと、界面活性作用には、ザッとこんな働きがあり、その働きが化粧品に応用されている訳ですね?

そんな中でも良く知られているのが、まずは「洗浄剤」としての働き。
こちらは、油を乳化・溶解させて、本来は撥水して水で洗い流せない油を洗い流しています。

他にも、乳液やリキッドファンデーションなど、水と油を混ぜて作るアイテムの「乳化剤」「安定剤」として使用されたり。

さらには、水にも油にも馴染む作用を利用して、お肌にスーッと馴染んで行くような「感触改良剤」として使用されたりしています。

それじゃあ、合成界面活性剤の危険性って?

次に、合成界面活性剤のお肌への危険性について、
上でご紹介した界面活性作用の面から、考えてみたいと思います。

化粧品に配合された合成界面活性剤は、まずはお肌の最も外側の保護膜である皮脂膜を乳化・溶解させながらスーッとお肌に馴染み浸透して行きます。

これは、「洗浄剤」や「乳化剤」でも、「安定剤」や「感触改良剤」でも変わりありません!

次に、角質層の細胞間脂質が吸着している水分の層もなんなく浸透して行きます。

そして、細胞間脂質に辿り着いた合成界面活性剤は、今度は細胞間脂質を乳化・溶解させてしまう訳ですね?

お肌はこのように、油分の層と水分の層と交互に配置することで、油分の層で水分の侵入を防ぎ、水分の層で油分の侵入を防ぐという防御機構を持っています。

そして、油分にも水分にも侵入出来る物質は、自然界には一部の例外を除けば、ほとんど存在しない訳です。


ところが、合成界面活性剤は、油分にも水分にもいとも簡単に浸透して、お肌の防御機構を突破して、角質層の油分である細胞間脂質を乳化・溶解させてしまいます!

結果、お肌は、まずは一番外側の保護膜である皮脂膜を失い、水分の蒸発を防げなくなります。

さらに、角質細胞をキレイに並べてつなぎ合わせ、水分を抱き込んで角質内の潤いを保ってくれていた細胞間脂質を失ってしまうため、お肌の肌理が乱れ、保水量が著しく落ちてしまう訳です。

こうなってしまうと、もうお肌はガタガタ&カサカサですよね?

皮脂膜と細胞間脂質を乳化・溶解

合成界面活性剤である食器洗剤を使って洗い物を続けると、手が荒れまくってしまうのには、こういう理由があったんですね?

合成界面活性剤の毒性って?

さらに、合成界面活性剤のお肌への影響は、コレだけではありません!

一部の合成界面活性剤は、たんぱく質を変化させてしまう作用を持っています。

たんぱく質は簡単に言うと、アミノ酸が結合して出来ていますよね?

一部の合成界面活性剤は、この結合を切ってしまい、再び結合するのを邪魔するためタンパク質に変性を引き起こします。


たんぱく質に変性を引き起こす

水仕事などによる脱脂や乾燥の手荒れと、合成界面活性剤の手荒れは根本的に性質が違う!と言われるのは、そんな理由かもしれないですね?

もちろん、「全ての合成界面活性剤が悪い訳ではない!」などの意見もあるかと思いますが、実際には専門的な知識がないと見分けがつきません。

『かなり毒性の強い物があるのに、見分けがつかない!』
この辺りに、合成界面活性剤の毒性が強く喧伝される理由があるのかもしれませんね?

たんぱく質変性作用の他にも、合成界面活性剤の毒性などで良く語られるものに、例えば「溶血作用」があります。

これは、合成界面活性剤が赤血球を溶解してしまうというお話です。
確かに、赤血球を覆っている膜は脂質で出来ているので、合成界面活性剤で溶けてしまいそうですよね?

と言うか、そもそも医学や生物の実験などで赤血球を溶かして中身を取り出す時に使う溶血剤の成分って、実は合成界面活性剤なんですよね。

実際にお肌から入った合成界面活性剤が、血管を抜けて血液まで辿り着いて、赤血球を溶かすのかどうかは別として、ここで大切なのは・・・

人間の体は、水分と脂質とたんぱく質で出来ていて、それを、水分の保護膜と油分の保護膜で防御しているという事。

合成界面活性剤は、これらの水分と油分の保護膜を簡単にすり抜け、油分を溶かし、たんぱく質を変性させる!

そして、その毒性の強さは、一般的な知識では見分けがつかない!という事。


水分と油分と人間の体

合成界面活性剤不使用の理由って? 〜まとめ〜

さてさて、この辺でまとめてみたいと思います!

合成界面活性剤の影響として、シミや皮膚障害、アレルギーやアトピーの原因になるとか、肝機能障害や妊娠率の低下、溶血作用や催奇形性など、さまざまな危険性や毒性が叫ばれています。

この辺の一見怖い情報は、ひとまず置いておいたとしても、合成界面活性剤は。。。

    POINT!
  • 水の膜にも油の膜にも簡単に浸透する
  • 脂質を溶かす性質がある
  • たんぱく質を変性させる性質を持つものがある

人間のお肌や体は、
骨を除けば「水分」と「脂質」と「たんぱく質」で出来ていますよね?

ですから、過激な情報抜きで考えても、「うーん?」って感じですよね?

ですので、当店の化粧品には、合成界面活性は一切不使用ですし、お客さまにもオススメしていません!

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