皮脂膜とは?

皮脂膜とは、お肌の表面を覆っている天然の保護膜の事。

皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗が混ざって、わずか0.5ミクロンの薄さで肌一面をコーティングしています。

皮脂膜の3つの役割

役割としては、角質層の水分蒸発を防ぐ保湿膜、雑菌の侵入や繁殖を防ぐ役割、外部からの衝撃や刺激を逃がす役割など、主に3つの役割があります。

皮脂膜の主な原料は汗と皮脂ですので、油膜を薄めた天然の保湿膜となっています。このため「天然のクリーム」などと呼ばれたりします。

健康な状態の皮脂膜は、PH4.5〜6.0の弱酸性です。弱酸性を保つ事で、雑菌の繁殖を防ぐとともに、有用菌の繁殖を助け、お肌を健康に保つ手助けをしています。

お肌のPHがおかしくなると、湿疹やかゆみ等が発生しやすくなります。

また、皮脂膜はお肌表面にぬめりや滑らかさを与える事で、外部からの刺激や衝撃を滑らせて防ぐような役割も担っています。

保湿・雑菌・衝撃と、皮脂膜は天然の万能の保護膜と言えるかもしれません。


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