【【医師監修】冬の肌トラブル対策!冬の肌悩みの原因ランキング

【医師監修】冬の肌トラブル対策!
冬の肌悩みの原因ランキング

顔がかゆい・・・もしかして肌荒れかも?
今回のテーマは、冬の肌トラブル対策について!

冬は1年を通じて、一番肌トラブルをおこしやすい季節ですよね?

ちょっと気を抜くと「あちゃー、ガサガサ?」とか「うーん、かゆいっ!」なーんて。

しかも、そのままケアしないと、かゆみや赤みニキビなど、もっと大きな肌トラブルに発展してしまうケースも・・・。

このページでは、そんな悩みをサクッと解決♪

お医者さま監修のもと
冬の肌トラブル対策と肌悩みの原因をランキング形式でご紹介します!


厳しい季節を、しっかり乗り切りましょう!

冬の肌悩みの原因ランキング

冬の肌悩みの原因ランキング

冬の肌悩みの原因は、ザックリ分けると5つ!

こーんな感じになっています。

    冬の肌悩みの原因ランキング!
  1. 気温の低下
  2. 皮脂の減少
  3. 空気の乾燥
  4. エアコンの乾燥
  5. 洗顔のお湯の温度が上がる

それぞれ、詳しく見ていきましょう!

1,気温の低下

冬場は目に見えて気温が低くなります。

気温が下がれば、当然皮膚表面の温度も下がって来ます。

皮膚表面の温度が下がると、血の循環が悪くなり、肌細胞に栄養が行き届かなくなったり、老廃物の排出がしにくくなったり。

その結果、ターンオーバーが乱れ、肌荒れや肌トラブルを起こしたり、敏感肌に傾きやすい状態になってしまいます。

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2,皮脂の減少

気温が下がると、また皮脂や汗の分泌量が減って来ます。

お肌を保湿してくれる皮脂膜は、肌の上に棲む常在菌が皮脂と汗をエサにして作り出しています。

常在菌のエサが減れば、当然皮脂膜の量が減り、お肌は無防備で乾燥しやすい状態になってしまいます。

皮脂が減ると、皮脂線が細く固くなって乾燥ニキビに悩まされるなんてことも…。

冬の肌は、皮脂膜が減り、乾燥しやすい状態

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3,空気の乾燥

こんな感じで、気温の低下でターンオーバーが乱れ無防備なお肌に、冬の乾燥した空気が吹き付けます。

お肌にとって良い湿度は、60~65%と言われています。

ところが、1日の外気の平均湿度は、11月には60%を切り、12月~2月は50%を切る日が多くなります。

そんな湿度50%以下の空気が、容赦なくお肌から水分を奪って行く訳です。

乾燥した空気が、お肌から水分を奪う

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4,エアコンの乾燥

外気の乾燥を避け、室内に入ると、今度はエアコンの乾燥が待ち構えています。

室内は気温は高いので、低温の弊害は避けられるものの、外気より乾燥してしまっているケースが多いようです。

エアコンをつけっぱなしのオフィスでは、湿度30%を切る事も多く、飛行時間の長い航空機の中などでは、なんと20%を切る事もしばしばです。

エアコンの乾燥で、湿度は30%~20%にも!

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5,洗顔のお湯の温度が上がる

気温の低下と空気の乾燥で、フラフラになったお肌に、さらに襲いかかるのは洗顔時のお湯!

洗顔に適した水温は30~34度のぬるま湯です。

温水プールと同じくらいの水温で、顔につけるとちょっとヒヤッとする感じなのですが、寒い時期はついつい温度を上げてしまいがち!

そんな高めの温度のお湯で洗顔すると、皮脂膜をガッツリ洗い流してしまいます。

元々気温の低下で皮脂膜が減っているので、お肌はさらに無防備な状態に!


寒いから洗顔のお湯の温度を上げてしまおう!

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冬の肌トラブル対策!乾燥肌対策のスキンケアは?

冬の肌トラブル対策!乾燥肌対策のスキンケアは?

っと、ここまで見てくると、冬の肌トラブル対策は!

「冷やさない」「乾燥させない」を基本にして、スキンケアすれば良さそうですね?

    POINT!
  1. 顔を冷やさないようにする
  2. 保湿&保護ケア
  3. 暖房中の室内では加湿器を使う
  4. 洗顔時のお湯の温度は30~34度に

1,顔を冷やさないようにする

まずは、正常なターンオーバーのために、顔をなるべく冷やさないようにしましょう!

長時間外に居る時は、マフラーやマスクなどで顔を覆ってあげましょう。

それでも、顔が冷えてしまったと感じた時には、入浴時にバスタブに浸かりながら、手のひらで温めてあげると良いですね。

さらに、化粧水や美容液などは、手のひらで温めてからハンドプレスすると良いでしょう。

冬の冷たい風で顔を冷やさないようにしっかりガード!

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2,保湿&保護ケア

「空気の乾燥」と「エアコンの乾燥」については、保湿&保護ケアで対策出来そうですね?

乾燥した空気や肌荒れには、油性のクリームを使ったスキンケアが有効です!

    POINT!
  • 通常の乾燥対策や軽い肌荒れの時は、化粧水→美容液→クリームの保湿ケア
  • 肌荒れがヒドく水分が沁みる場合は、美容オイルや油性のクリームの保護ケア

軽度の肌荒れは保湿ケア
重度の肌荒れは保護ケア

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3,暖房中の室内では加湿器を使う

エアコンや暖房を使用する時は、必ず加湿器を使うようにしましょう。

肌に良い湿度は、60~65%ですが、湿度60%を超えると、今度はダニやカビなどが繁殖しやすい環境になってきます。

加湿器の湿度を設定する場合は、60%を上限にすると良いでしょう。

もっと詳しく【医師監修】エアコンと暖房使用時の8つの乾燥肌や肌荒れ対策

暖房中は、湿度60%を目安に加湿器を使う!

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4,洗顔時のお湯の温度は30~34度に

「ちょっと冷たいかな?」っと感じても、洗顔時のお湯の温度は30~34度に設定しましょう。

基礎化粧品での保湿や保護も良いですが、洗顔時の脱脂力と刺激をなるべく抑えてあげて、自前の皮脂膜を育てて行ければ、さらに理想的ですよね?

もっと詳しく《参考》洗顔のベストなタイミング!朝夜お風呂それぞれいつするべき?
多少冷たく感じても、洗顔のお湯の適温は30~34度

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まとめ

さてさて、この辺でまとめます!


冬の肌悩みの原因は…

気温の低下でターンオーバーが乱れ、皮脂が減り無防備な状態の肌に

外気の乾燥とエアコンの乾燥が襲いかかり

さらに、皮脂をガッツリ落とす高温のお湯で洗顔してしまうこと



冬の肌トラブル対策は…

顔を冷やさずに

しっかり保湿&保護ケア

エアコンを使う時は60%を上限に加湿器を使用して

洗顔時のお湯は冷たく感じても30~34度程度に


。。。っという感じでしょうか?

ちなみに!
この他の冬のスキンケアについては、コチラ!

チェック

季節別スキンケアのポイント集

聴診器

監修:大塚真紀(医師・医学博士)
東京大学大学院医学系研究科卒。
内科、腎臓、透析の専門医。
現在は育児の傍ら、医師という職業を生かし、医療系記事の執筆・監修、最新医学論文の翻訳、医療コラムの作成に従事。


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