バリア機能を回復し高める5つの方法

敏感肌対策! お肌は、自らを守るため、バリア機能と呼ばれる幾重もの防御網を張り巡らせています。

敏感肌とは、この防御網がアチコチ破れてしまい、バリア機能が極端に弱くなったお肌の状態!

敏感肌のコラムをたどって来られた方は、この辺の事はすでにご存知かと思いますが。。。
今回は、その総まとめのような感じでしょうか?

バリア機能を回復して高める方法についてです。
まずは、軽くおさらいから行ってみましょう!

バリア機能って、どんな構造?

お肌のバリア機能は、ザックリ見ると、こんな感じになっています。

第一層目 皮膚常在菌
第二層目 皮脂膜
第三層目 角質層


バリア機能の図解
まずは、お肌の一番外側では、皮膚常在菌が。。。
お肌を弱酸性に保って雑菌や悪玉菌の繁殖を抑えたり、グリセリンという保湿成分を出してお肌の潤いを保ったり、皮脂膜を作り出してくれたりします。

皮膚常在菌の働き

もっと詳しく 皮膚常在菌の種類と役割とは?


こんどは、その皮脂膜が、水分蒸発や雑菌の侵入を防いだり、刺激や衝撃からお肌を守ったり、角質が剥がれる事を防いでくれます。

皮脂膜の働き

もっと詳しく 皮脂膜の働きや役割って?

そして、角質層の中では、NMFと細胞間脂質という強力な保湿因子が、お肌の潤いと角質の柔軟性をキープし、乾燥や衝撃などからお肌を守っています。

さらに、水分の層→油分の層を何十層にも渡り交互に配置する事で、油性の異物も水性の異物も防いでいます。

角質層の働き

もっと詳しく 角質層の役割と上手な育て方

こうして見てみると!
お肌のバリア機能って、何重にも何重にも本当に良く出来ているなーなんて関心してしまいます。

敏感肌は、そんなバリア機能が、壊れてしまったり機能不全に陥った状態ですよね?
こんなに良く出来ているのに、どうして機能不全になってしまったのでしょうか?

皮膚常在菌を機能させるポイントは?

皮膚常在菌は、お肌の表面に住み着いている菌です。
つまり、お肌の表面で生きているからこそ、しっかり働いてくれる訳ですよね?

そんな菌を機能不全にさせてしまう、一番の原因は『殺菌』です!

お肌を殺菌すると、皮膚常在菌は死滅してしまい、回復するまでにじつに12時間以上もかかってしまうそうです。
つまり、12時間もお肌が無防備になってしまうという事。

皮膚常在菌の死滅すると、12時間もお肌が無防備に!

そして、菌が居なくなってしまうもう一つの原因は、『強力な洗浄』です!
つまり、洗浄力の強い洗浄剤の使用やダブル洗顔、特に化学物質のたくさん入った洗顔料や化粧品、殺菌系の洗顔料などは気をつけたいですよね?

洗浄力の強い洗浄剤でも、肌は無防備に!

そして、皮膚常在菌の機能を回復し高めるためには、これの逆をしてあげれば良いわけですから。。。

    POINT!
  • むやみに殺菌しない
  • 洗浄力の強い洗浄剤の使用やダブル洗顔などの洗い過ぎを控える
  • 合成界面活性剤や殺菌系成分を使った洗顔料や化粧品を控える

さらに、自然派のみなさんなら、保存料や防腐剤がお肌に強い!なんてお話を1度は耳にした事があると思います。
じつは、防腐剤とか保存料は殺菌成分だからなんです。

この辺りは、化粧品会社の考え方やコンセプトにもよるのですが。。。
殺菌成分の入った変質しない化粧品の方がお肌に刺激がない!と考えるか、食品のように化粧品が少しずつ変質しても、殺菌成分を使わずに皮膚常在菌を育てた方が刺激がない!と考えるかなんですね。

当店の場合は、後者の考え方ですので、下記のようになります。

    POINT!
  • 防腐剤、保存料などの殺菌成分も皮膚常在菌を荒らすのではないか?

もっと詳しく 皮膚常在菌を育てて増やす!7つの育菌スキンケア方法とは?

防腐剤や保存料を使った場合!

皮脂膜を機能させるポイントは?

さてさて、次は皮脂膜が機能不全になってしまう理由を考えてみましょう!
皮脂膜は、皮膚常在菌が汗や皮脂や垢を使って作り出している訳ですよね?

皮脂膜は、皮膚常在菌が作っています!

その点から考えて行くと。。。

殺菌や合成界面活性剤などの化学物質、そして洗い過ぎなどにより、皮膚常在菌が減少・死滅すれば、当然皮脂膜は出来なくなります。

しかも、常在菌のエサになるはずの皮脂の脂肪酸は、お肌を刺激をするようになってしまいます。


つまり、皮脂膜を機能させるためのポイントは、こんな感じになるのではないでしょうか?

    POINT!
  • 皮膚常在菌を育て、機能させる事

角質層を機能させるポイントは?

角質層を良く見てみると!
数十層にもわたる水分の層・油分の層で徹底的に異物の侵入を防いだり、角質細胞という柔軟で丈夫な盾を並べて衝撃からお肌を守ったりと、本当によく出来ているんですよね。

ただし、そんな角質層にもじつは大きな弱点があります。
それは、20ミクロン(0.02mm)と、とっても薄い事!

薄い中にバッチリ機能が詰まってる角質だからこそ、ちょっとでも剥がれると、ガクンと機能が落ちてしまう訳ですね。

角質層は、とっても薄い

では、そんな角質層が剥がれてしまう原因って、何なのでしょうか?
まずは、スクラブ、ピーリング、顔剃りなど、直接角質を削る行為が考えられます。

でも、じつはもっと致命的な原因があるんです!
それは、『乾燥』です。


乾燥は角質層が剥がれる致命的原因!

角質が乾燥すると、カサカサになって、次から次へと剥がれ落ち、ついには火傷したみたいにヒリヒリの状態になってしまいます。

ではでは、どうして角質が乾燥してしまうのでしょうか?
それは、角質を乾燥から守るはずの油膜が無いから!
角質を乾燥から守る最前線は皮脂膜!
つまり、角質層を機能させるポイントは、こんな感じではないでしょうか?

    POINT!
  • 皮脂膜をしっかり機能させ、角質を保湿してあげる事

バリア機能を回復し高める5つの方法とは?

さてさて、こんな感じで見てくると。。。

皮膚常在菌が機能しなくなると、皮脂膜が機能しなくなり、ついには角質が剥がれてしまう!

皮膚常在菌と皮脂膜と角質層の関係

そんな感じでお肌のバリア機能が崩れ、敏感肌に傾いて行く経過が分かって頂けたと思います。


そんな事から考えると。。。
バリア機能を回復し高めるカギは、皮膚常在菌をしっかり育てる事になりそうですね?


具体的な方法をまとめると、下記のようになるかと思います。

    POINT!
  • むやみに殺菌しない
  • 洗浄力の強い洗顔料は控える
  • ダブル洗顔などの洗い過ぎは控える
  • 合成界面活性剤、防腐剤、保存料などの殺菌成分は控える
  • 皮膚常在菌のバランスを崩さないアイテムで保湿・保護してあげる
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