シミ・そばかすに効く食べ物や飲み物とシミができやすい食べ物
今回のテーマは、シミ・そばかすに効く食べ物と飲み物!

そして、逆にシミができやすい食べ物は?なんてお話です。

シミの元になるメラニンは、要らなくなると肌の表面に押し出され、垢になって出て行きます。

ところが、ターンオーバーが上手く行かなくなると、メラニンが肌に残ってしまうんです。

これが、シミ・そばかすの原因の1つ!

そこで、ターンオーバーが上手く行くように、しっかり保湿で対策する訳ですよね?

それでもやっぱり、メラニンが肌に居残ってシミになってしまうケースがあるんです。

そんな時に、チカラを発揮してくれるのが、じつは食事によるインナーケア!

そこで今回は、シミ・そばかすに効く食べ物と飲み物を8つご紹介します。

肌美先生肌美先生

5分ほどで簡単に読み終わると思います。
ぜひ最後までおつき合いください!


肌のシミに効く食べ物と飲み物!シミ予防に良いもの6つ

それでは、さっそくシミ・そばかすに効く食べ物と飲み物について。

まずは、シミ・そばかすを予防してくれる物を6つご紹介します!

居残りメラニンを防いでくれるのは、どんな食材でしょうか?

シナモン

シナモン
シミ・そばかすを予防する食べ物の1つ目は、シナモン!

2010年4月24日に放送された『世界一受けたい授業』では、シナモンにシミを予防する効果があると指摘されています。

シナモンには、毛細血管の老化を防ぎ、シミを予防する作用があるそうです。

授業に登壇された高倉伸幸先生によれば、1日0.6g程度摂れば充分で、摂り過ぎに注意してください!とのことです。

※参考(外部リンク)
アナタの毛細血管は減っていく!シミ、シワのたるみも毛細血管の老化が原因だった!?|世界一受けたい授業

トマト

トマト
そして、シミ・そばかすを予防する食べ物の2つ目は、トマトです!

2006年の論文には、トマトがシミを予防するという報告があります。

トマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用や紫外線から肌を守る作用があるんだとか。

実験によると、ペースト状にしたトマト、リコピンのサプリメント、リコピン飲料を12週間摂り続けたところ…。

10~12週目には、全ての実験でトマトやリコピンが、明らかに紫外線から肌を守ることが分かったそうです。

トマトには、肌の糖化を改善する作用もありますので、シミ以外の老化防止にも有効!

ぜひ、積極的に摂っておきたい食材ですね。

※参考 論文(外部リンク)
Lycopene-rich products and dietary photoprotection

にんじん

にんじん
シミ・そばかすを予防する食べ物の3つ目は、にんじん!

2002年の論文では、β-カロチンがシミを予防するという報告があがっています。

実験によれば、β-カロチンを12週間摂り続けたところ、8週目から明らかに紫外線による肌の酸化や炎症が抑えられたそうです。

このβ-カロチンを、飛び抜けて多く含んでいる食べ物がにんじんなんです!

さらに2008年の研究発表では、にんじんに色素沈着を抑える作用がある!なんてデータも指摘されています。

生よりも、ボイルしたり良質な油と一緒に摂ると吸収率アップするそうですので、その辺も頭に入れながら献立に組み入れたいところですね。

※参考(外部リンク)
Carotenoids and Protection against Solar UV Radiation(論文)
にんじん100%飲料の摂取により、うるおいのある明るい肌へ!(研究発表)

ほうれん草

ほうれん草
シミ・そばかすを予防する食べ物の4つ目は、ほうれん草!

2002年の論文によると、β-カロチンとビタミンEとビタミンCを一緒に摂ると、シミ予防になるという報告があります。

健康な若い女性に、β-カロチンとビタミンE・Cを摂らせて紫外線をあてたところ、日焼けや光老化が抑えられたそうです。

このβ-カロチンとビタミンE・Cが豊富に含まれているのが、じつはほうれん草!

ほうれん草100gには、β-カロチン 4200μg、ビタミン E2.1mg、ビタミンC 35mgが含まれています。

上手に摂り入れたいところですね。

※参考(外部リンク)
Photoprotection of UV-Irradiated Human Skin: An Antioxidative Combination of Vitamins E and C, Carotenoids, Selenium and Proanthocyanidins(論文)
日本食品標準成分表2015年版(七訂)

かぼちゃ

かぼちゃ
さらにもう1つ、β-カロチンとビタミンE・Cが豊富に含まれている食べ物がかぼちゃ!

西洋かぼちゃ100g中に、β-カロチン 3900μg、ビタミン E4.9mg、ビタミンC 43mg。

日本かぼちゃ100g中に、β-カロチン 700μg、ビタミン E1.8mg、ビタミンC 16mgが含まれています。

栄養価から行くと、シミには西洋かぼちゃの方が良さそうですね?

ちなみに、スーパーや八百屋などで普通に売ってるのは、西洋かぼちゃの方ですので、その辺はどうぞご安心ください!

緑茶

緑茶
そして、シミ・そばかすを予防する飲み物は、緑茶です!

2003年の論文によると、緑茶がシミを予防するという報告があります。

緑茶には、カテキンというポリフェノールの一種が、豊富に含まれています。

このカテキンの持つ抗酸化作用と抗炎症作用が、紫外線から肌を保護し、シミや日焼けによる肌トラブルを予防してくれるそうです。

食後や間食の時などに、意識して飲んでおきたいですね。

※参考 論文(外部リンク)
Skin Photoprotection by Green Tea: Antioxidant and Immunomodulatory Effects

肌のシミ・そばかすを改善する2つの食べ物

肌のシミ・そばかすを改善する2つの食べ物
さてさて次は、シミ・そばかすを改善する食べ物について!

メラニンの中には、一部肌の奥の真皮の方まで沈んで、シミになってしまうものがあります。

こういった真皮のシミを改善するのは、体質もなども関係するので難しい!なんて言われていました。

そんな中で2016年になると、マクロファージという免疫細胞が、シミやそばかすの元になる不要なメラニンを食べて、肌の内側を掃除してくれるという研究結果が発表されます。

ところがこのマクロファージ、加齢や免疫が低下すると、あまり働かなくなってしまうそうなんです。

っという事は、マクロファージを元気にする食べ物があれば、シミやそばかすを改善できそうですよね?

そこで今度は、マクロファージを活性化して、シミを改善してくれる食べ物を2つ紹介します!

※参考 研究発表(外部リンク PDF)
消えないシミとされてきた真皮のシミの改善メカニズムを発見

キノコ類や酵母などβグルカンを多く含む食べ物

キノコ類などβグルカンを多く含む食べ物
シミ・そばかすを改善する食べ物の1つ目は、キノコ類などβグルカンを多く含む食品!

2008年の論文によると、食物繊維の一種のβグルカンがマクロファージを活性化するという報告があります。

βグルカンは、穀類などにも含まれていますが、研究によればキノコ類や酵母由来のβグルカンがマクロファージを元気にしてくれるんだとか。

このβグルカンを多く含む食材は…

βグルカンを多く含む食品
  • シイタケ(椎茸)
  • マイタケ(舞茸)
  • エノキタケ(えのき茸)
  • シメジ(湿地茸)
  • ヒラタケ(平茸)
  • フクロタケ(袋茸)
  • ナメコ(滑子)
  • ハナビラタケ(花弁茸)
  • エリンギ
  • マッシュルーム
  • カワラダケ(瓦茸)
  • マンネンタケ(万年茸=霊芝)
  • アガリクス(ヒメマツタケ)
  • メシマコブ(メシマコブ茸)
  • ビール酵母
  • パン酵母
なお、乳酸菌を一緒に食べるとさらにマクロファージが元気になる!なんてデータもありました!

ぬか漬けやヨーグルトなどと、一緒に食べるとさらに良さそうですね。

※参考 論文(外部リンク)
Dietary modulation of immune function by β-glucans

海藻類などLPS(リポ多糖類)を多く含む食べ物

海藻類などLPS(リポ多糖類)を多く含む食べ物
シミ・そばかすを改善する食べ物の2つ目は、海藻類などLPS(リポ多糖類)を多く含む食品!

1992年の論文などでは、植物などに付着しているLPS(リポ多糖類)が、マクロファージを活性化するという指摘があります。

LPSは、土の中にいるグラム陰性菌という細菌の一部で、海藻類や無農薬で育った植物などに多く見られます。

多く含む食品は…

LPS(リポ多糖)を多く含む食品
  • 海苔
  • メカブ
  • ヒジキ
  • ワカメ
  • コンブ
  • 玄米
  • 蕎麦
  • 明日葉(あしたば)
これらの食品を食べると、マクロファージのスイッチが入り、沈着したメラニンなどを食べてくれる訳ですね。

この辺も意識して、摂っておきたいところですね。

※参考 論文(外部リンク)
Bacterial lipopolysaccharide induces tyrosine phosphorylation and activation of mitogen-activated protein kinases in macrophages.

シミができやすい食べ物3つ

シミができやすい食べ物3つ
ではでは最後に、シミができやすい食べ物について!

シミができる原因の食べ物は、つぎの3つです。

シミができやすい3つの食べ物
  • 甘い食べ物
  • トランス脂肪酸を多く含む食べ物
  • 食品添加物の多い食べ物
砂糖やトランス脂肪酸を多く含む食べ物は、シミの原因になる活性酸素を体内で大量発生させます。

甘いものやマーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、高温や溶剤で抽出した市販の食用油などは注意が必要ですね。

また、食品添加物の多い食べ物も、体内で大量の活性酸素が発生させることが分かっています。

食品添加物の多い、コンビニフードやレトルト食品、ハムやソーセージ、かまぼこやおでん種のような練り物などは注意したいですね。

※参考 論文(外部リンク)
皮膚老化概論:酸化ストレスと糖化ストレス
食品成分の相互作用による活性酸素種と活性窒素種の生成

まとめ

肌美先生肌美先生

さてさて!
少し長くなりましたので、この辺でまとめますね。


  1. 肌のシミ・そばかすを予防する6つの食べ物と飲み物は?
    1,トマト
    2,緑茶
    3,シナモン
    4,にんじん
    5,ほうれん草
    6,かぼちゃ
  2. 肌のシミ・そばかすを改善する2つの食べ物は?
    1,キノコ類や酵母などβグルカンを多く含む食べ物
    2,海藻類などLPS(リポ多糖類)を多く含む食べ物
  3. シミができやすい3つの食べ物は?
    1,甘い食べ物
    2,トランス脂肪酸を多く含む食べ物
    3,食品添加物の多い食べ物
ちなみに!
オーガニックコスメとシミの関係については、こちら!

オーガニックコスメってシミに効くの?

シミ・そばかすは保湿で消えたり薄くなるって本当?




肌の悩みと食べ物

動画での解説

なお、ここまでの内容を、動画でも解説しています。

知識をしっかり整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!



この記事を書いた人 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
スキンケアアドバイザー ヨシ
1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。

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